■風邪の薬膳について
本日も漢方セミナーいってまいりました。今日は風邪の引き初めについての薬膳料理をご紹介いたします。
かぜといってもいくつかタイプがありますが、今日は引き初めについての養生法を紹介いたします。
基本的には風邪の引き初めは大きく2つのタイプに分かれます。
悪寒、発熱を同時に伴うタイプと発熱が主で身体に熱がこもり扁桃腺等が腫れるタイプです。
悪寒、発熱の方を風寒タイプ、もう一つを風熱タイプというふうに漢方では寒と熱のこもる状態によって分けます。
風寒タイプでは身体を温める事に重きを置きます。ですので身体を温める食材をなるべくとりましょう。
具体的な養生レシピ
1、薬味ホットドリンク 材料、長ネギ(白い部分)、生姜1かけ、黒糖適量、 作り方、お鍋に500ccの水をいれて、千切りしたネギと生姜を入れて20分煮込む。ネギ、生姜を取り除いて黒糖を入れて出来上がりです。
2、薬味粥 材料、長ネギ1/2本、生姜1かけ、大葉、5〜10枚、卵1こ、サラダ油小さじ1杯、塩適量、米はんごう 作り方、土鍋にお水700ccぐらいに米を入れて、サラダ油も入れて、60分煮込む、長ネギ、生姜、大葉、を入れて軽くまぜてといた卵を入れて、火を消して出来上がりです。
風熱タイプ
熱がこもっているので清熱をこころがけながら汗をかいて風邪を発散させましょう
具体的なレシピ
1、菊花とミント茶 菊花1グラム、ミント小さじ2杯、緑茶小さじ1杯を急須に入れて、熱いお湯150cc前後を入れて、3分たったら出来上がり
2、緑豆菊花粥 材料、緑豆はんごう、米はんごう、菊花5輪前後、 作り方、緑豆と米1時間煮込んでとろとろになってから菊花を入れる。2、3分煮出して出来上がり
皆さんも参考にしてみてください。
2014/5/25
■本日も漢方セミナーイン大阪
今日も漢方のセミナーに行ってきました。
今日は便秘についてです。一口に便秘といってもその原因によって対処方法は違います。
基本的には一日一回朝に便通がでるなが良いとされていますが、これも人によって多少は異なります。
もともと欧米の方と違い日本人は農耕型であるため腸が長く便秘になりやすい体質ではあります。
それでは、便秘の原因について述べますとおまかに二つに分けれます。まず身体に熱がこもり水分が蒸発して便が乾燥して硬くなり
固まってしまいなかなか出ないパターン。また身体が弱っていたり、術後産後等で身体を潤す血や津液が消耗してしまい便が乾燥して
しまった状態。また腸の動きが鈍くなり大腸での滞留時間が長くなるパターン。これは兎糞状の便になります。
腸の働きが鈍くなる理由には3つあり
身体の消耗で腸を動かす力が不足している場合、ストレスや運動不足により身体の気が停滞して腸の煽動運動が鈍くなる場合、
冷えによって腸の動きが鈍くなる場合の3つが主に上げられます。
熱がこもっている場合は清熱し、乾燥している場合には身体を潤すような食事を心掛け、冷えによるものは極力お腹を温める、また適度な運動
も大切になってきます。このようにまず自分自身がどの原因によるものなのかを見極めて対処していくことが大切でありますので、一度ご自分
の身体の状態をチェックしてみてはいかがでしょうか。
代表 yozo
2014/5/11