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漢方の医学体系!

漢方の医学体系!陰陽論と五行説

漢方についての歴史や現代医学との対比について述べてきましたが、では実際の自然哲学を基にした古代中医学の考えや医療システムについて紹介いたします。
自然哲学にはまず陰陽論と五行論という理論があります。陰陽論とは世の中のものは全て、[陰],[陽]の2つの性質にわけることができるというものです。 そして陰と陽は互いに対立しまた抑制し共存し合う関係にあるのです。つまりどちらか一方だけでは存在しえないし、またどちらかに傾きかけると一方が抑制し たりバランスをとりあって物事は釣り合っているというものです。人間の健康に当てはめてみても身体の中で陰と陽がうまくバランスを保っている間は健康であ り、それが崩れると病が発症するというふうになります。
では陰、陽の分類について具体的な例をあげます。
       天  昼  熱  動  春夏  火  明

       地  夜  寒  静  秋冬  水  暗

         このように分類されます!
 自然界の現象であろうと人間の身体であろうと、あまり陽に行き過ぎてもいけないし陰にかたより過ぎてもいけないのです。病気を治すということは、この陰陽のバランスの崩れをただすことでありそれがまず漢方医学の基本原理になります。

次に五行説です。五行説とは古代中国医学の理論を支える自然観の一つで、万物の全ては(木)、(火)、(土)、(金)、(水)の5つの要素からできており、この5つの要素の運行により自然に起きる現象や変化を表すことができるというものです。この5つの要素がお互いに助け合い牽制し合う関係により自然のバランスが保たれていると考えます。
医学の分野においても、長期にわたって蓄積され経験されてきたものをこの5つの要素に分類し人体の臓腑、生理、病理、診断、治療、環境の状況把握に活用してきました。その総合的に考えだされたものが漢方医学なのです。
以下に五行についての属性と関係について記載します。

相性関係とは相手を助ける関係になり、相克関係とは相手を牽制する関係にあることを意味します。

以上のように全ての物は陰と陽に分かれているという理論、そしてその万物の流れや運行、属性が5つに分類されて総合的にバランスがたもたれているという自然の哲学が根底をなし漢方の医学体系は展開されます。


                                         つづきは気、血、水の理論