富田林市の鍼灸・ボディ&フェイスセラピースペースリーフでは、美容鍼灸やリンパデトックスなどのアンチエイジングセラピーに特化した施術を行っております。
冷え性と鍼灸施術
冷え症について!!
冷え性というと手先足先の冷えを感じているものという風に考えると思うのですが、では実際に病態としてどういったものに随伴して起こり、冷えによりどういった症状を随伴するか記していきます。
冷え性は、内分泌系、自律神経系、循環器系、消化器系、泌尿器系、鼻咽喉系、呼吸器系、婦人科系諸疾患に伴う一症状として発症し、さらに本態性高血圧、低血圧に伴うものや遺伝的に現れるものまでその成因は広範囲にわたります。
冷えを伴う諸症状。頭痛、腰痛、肩こり、不眠、便秘、のぼせ、イライラ、帯下、不妊、頻尿、食欲不振、めまい、咳嗽、生理不順、生理痛、動悸、などであり冷えという事を主訴にして考えられるよりもこういった諸症状を持たれている方が実は冷え症を伴っているというケースが大半であります。
冷えの原因とその鍼灸施術
1、本態性低血圧によるもの。これは特に女性において多く初潮から更年期に至るまでの期間におこるもので、主に腎、脾を中心にして施術を行い血を補う経穴を中心に行います。
代表的なツボ(血海、三陰交、内関、等)
2、症候性低血圧によるもの。これは頭重、めまい、首肩のコリ、腰痛、食欲不振、手足の筋痙攣等を伴うもので、中年期より老年期に至るものまで認められる。この場合頭部に熱がこもり末端の冷えが起きている場合が多いので腰を中心に施術し頭部から熱を寫すように施術にあたります。
3、婦人科的疾患によるもの。器質的な障害のあるものは外科的な手術にゆだねますが、カタル性のものにはお灸が有効となり、自宅でのお灸等を指示していいます。
4、於血症によるもの。腹部の於血により、内臓の循環障害を起こし末端にうまく血流が行き届いていないものであり、まずこの腹部の於血の除去を中心に施術いたします。手足のツボ中封、手3里等を中心の鍼灸となります。
5、神経症によるもの。のぼせ、イライラ等の症状を呈し、若年者層や中年期に多く、精神的ストレス過剰により発症し、体質、性格、食事、環境、等が大きく関与する。この場合の施術としてはホルモンバラス、自律神経の調整に重きをおいての施術になります。特に腎を中心にした経穴を選択して鍼灸を行います。
6、高齢化によるもの。これは虚血性心疾患、動脈硬化、骨組織の変形、結合組織の硬化、筋の弛緩等によるものでありますので、脊髄神経鍼灸レベルの刺激と病変局所、抹消血管循環を改善するべく四肢末端の刺激が重要になってきます。
冷え症の場合その出ている現象というよりもその奥に隠された身体の体質的な原因、要因を追求し改善に努めることが肝要であり日ごろの生活環境やスタイルも合わせて考察していくことが大切であります。